事業情報
品種開発から果実販売まで。
植物の育種や組織培養技術による苗の生産、販売で培った経験を活かし、
「四季成性イチゴ(夏イチゴ)」の品種育成と産地開拓に力を注いでいます。
さらにトータルビジネスとして運送事業も展開。
生産のこと。流通のこと。私たちは一貫して農業とイチゴ事業に取り組みます。
種苗事業
研究室での技術を
実際の農業で活かす。
組織培養技術を駆使した優良な苗の生産や生産者目線での品種開発を行います。
四季成性イチゴの自社品種は、イチゴ生産者と直接契約を結び、特長ある生産と販売を実践しています。
苗生産の流れ
1. 培養作業
無病苗の増殖委託の場合、細胞分裂が盛んで新しい植物体をつくりだす生長点を摘出します。生長点にはウイルスが存在しないため健全な植物体の再生が可能です。大量増殖の場合は、茎や葉などの器官(部位)使用の増殖を行います。
2. 増殖作業
生長点や器官を培地に移し、試験管での植物再生を行います。遷移リスクを減らすため、1ヶ月~3ヶ月の期間をかけて無理せず増殖を行います。分割、増殖作業によって、委託苗を目標の数値まで増やすことが可能です。
3. 馴化
植物体(苗)で出荷する場合、培養環境から外の環境に馴らす馴化作業が必要です。温度約20℃、湿度約100%の整った馴化室で、自然環境に適応する丈夫な植物体を育成します。
4. 鉢上げ作業
成長した苗は、植物の種類に応じて発酵作業や球根の肥大を行い出荷の準備を行います。主に食用ユリ、アスパラガス、ランの委託を受け、組織培養の技術で、短期間で安定的に増殖し出荷しています。
イチゴ事業
国産イチゴの通年供給。
業務用イチゴの最需要期であるクリスマス期に、
日本各地の主要産地から膨大な数のイチゴを仕入れ、ケーキ用として販売しています。
また、春から秋の端境期には自社開発の「夏イチゴ」の契約栽培により、
信頼できる生産者からの果実を販売することで、イチゴの通年供給を可能にしています。
運送事業
冷蔵(冷凍)車を
配備した運送。
配送業務の効率化を目的として、運送子会社「株式会社エス・ロジスティックス」を設立しました。
当社の取扱うイチゴや青果物を、これまでに培ったノウハウを基に
専属ドライバーが低温流通で迅速丁寧に配送するシステムを展開しています。
また、他社からの配送業務も受託し、関東圏を中心に事業を広げています。
Gマークは「安心・安全・信頼」の証として、当社では認定取得に積極的に取り組み、スタッフへの教育、社内の環境整備を実施し、平成25年12月に認可を受けました。